September 25, 2009

GRID


Forza3のデモ版を遊んでみてこのレビューを書こうと思いました。

僕がレースゲームに求めるのは、秒間60フレームでもなく、リアルなシミュ挙動でもなく、底の無いカスタマイズでもなくて、わかりやすくてお手軽、そして豪快で荒々しいアーケードレースなのだなと、「DiRT」とこのゲームを続けて遊んでつくづく実感しました。

かれこれ2年ぶりにハマったレースゲームというのが前回書いた「DiRT」。で、その2年前にハマったレースゲーとはなんなのか、というと、「PGR3」と「NFSMW」なのでした。

程よくカジュアル、適度にリアルなアーケードレーサーが大好物。秒間フレーム数なんて30fpsで結構。現実を限りなく追求するリアルよりも、あくまでもゲームにおいてのリアルっつうか。シミュ要素よりも、わかりやすさ重視。目、耳、手触りにモロに響いてくる刺激に魅力を感じてしまうわたくしなのです。

あれだけクソ長いキャリアモードを半年近くかけて制覇したんだから、自分の中でコレを越えるレースゲームはもう無いだろうと思わせた「PGR3」だった訳ですが、最早颯爽と追い抜き気味、っていうかあっさり越えたっぽい。

「PGR3」はカジュアルでアーケードだったけど、やっぱりお上品だった。こいつはとにかく豪快で荒々しい。そして斬新。レースは激しくて、クラッシュは狂っていて、全てにおいて刺激的で美しく、セクシー。

車の事は詳しくない。チューンナップやカスタマイズ、興味が無い。というより仕組みわからない。だけどくるまではしるのはたのしいなあ。いいおっさんになっても車に興味無い買えない己の絶望と喪失、オートモービルに対しての逃げと忘却、そしていつしかポッカリ空いてしまった心の隙間。そこにハマった。

わかりやすくて斬新なゲームデザイン、とことん視覚聴覚触覚に響いてくる刺激的なビジュアル、そして破壊。ついでにオサレなインターフェイスデザイン。

インターフェイスデザインの話。コードマスターズの前作「DiRT」の時もシンプルなモーショングラフィックに溶け込んだメニューの展開がとっても素敵だったけれど、今回はそこに荒々しさをプラスしてさらに刺激的かつ男前に。「パニックルーム」のタイトルロールのアレ、って言ったら一言で終わっちゃうから言ったらめっ!

だけど。。。ビジュアルはゴージャス。環境エフェクト最高。物理エンジンフル稼働。なのに度々トホホな気分にさせられてしまうのは何故か。

それはジャパンキャリアでの全ての面においてのディテイルの甘さに尽きます!「PGR3」の新宿コースの偏執的な作り込みを見た後だと、外人の妄想と手抜きが作り上げたジャパンコースのカオスっぷりを見ると泣けてくる。日本人の名前のスペルも適当。トドメはドリフトバトルの日本語実況!苦笑!苦笑!トホホ!

挙動もなんかリッジレーサーぽくてここだけやたら浮いてる気が。まあ欧州ターゲットのゲームだし、予算も時間も十分じゃなかったんだろうな。ってのは全身で察したので次頑張って!

車種、コースはそれほど多くありません。カスタマイズを楽しむゲームでもない。レース展開も、いかに序盤にクラッシュせずに出し抜いて、逃げ切りに入ってのミスはフラッシュバックで修正と、斬新な面の一方でワンパターンな一面もあり、中盤以降は少しダレました。

クラッシュのビジュアルと全体的なテンポの良さに引っ張られてやりきった感じ。DiRTの様なバリエーション的なボリュームはありつつも、全体的にコンテンツ不足な印象。そこらへんは続編に期待します。

あ、フラッシュバック機能の事書くの忘れた。しくじったら10秒ぐらい時間を巻き戻せるシステム。発動時のギミックも素敵。最近よくパクられてます。

とはいいつつも、やっぱりとってもとっても楽しいゲーム。レースゲームは大好きだけど目移りするぐらいたくさんあるので、気になるタイトルが出る度に、絵がスゲエ!斬新!欲しい!とか思っちゃうんだけど、実際買ってみると、難しそうだし面倒だしと腰が重くなり積んじゃう事が多い。

でも「DiRT」とかこいつを遊ぶと、純粋にレースって楽しいものね、って思えちゃって、批評的な件などすっかり忘れてアホになり没頭している自分が居たりします。本当に楽しいゲームってそんなものですよね。

「GRID」:★★★★

投稿者 kojipe : 11:28 PM | トラックバック (0)

このエントリーのトラックバックURL
http://trial.sub.jp/mt-tb.cgi/292
コメント
コメントする