November 19, 2008

Gears of War 2


濃ゆい濃ゆいキャラとゴージャスな見た目の反面、意外と地味な展開で、実はチマチマした真面目なシューターの面もあった前作とはガラリと変わって、今回はダダ漏れに畳掛ける超絶映像を満喫する、サービス満点のライドツアー的作り。難易度もかなり下がっています。XBOX360北米版。国内発売未定。

ゲームとしての新鮮味が薄れた分、映像のインパクトに力を注ぎまくった真っ当な続編と言える。

TPSとしての戦略性を楽しむ斬新なゲームデザインありきで、緻密だけどもせせこましい構成だったレベルデザインも、今回はとにかくシーンを魅せる事前提でガンガン目の前を通り過ぎて行く、ハリウッドムービー的な羽振りの良さが全面に現れています。

ゲームでも映画でも、今までまるで観た事が無かったレベルの超絶映像に、ポカーンとあんぐり仰け反ってしまう事連続ですが、見終わって暫く経てば頭からすっかり消え去ってしまう、ポップコーンムービー的な中身の無さはまるでマイケルベイの映画の様です。

今回はエモーショナルに揺さぶるストーリー展開も散りばめられていますが、それもなんだか笑ってしまうんだな。いかにも「アルマゲドン」的な感じで。

心に残る作品には決してなり得ないけど、それはそれでオッケー。ひたすらアホ面白いゲームとして十分に買う価値のある一品である事は間違いありません。

シューターとしてのストイックさ、面白さは前作に譲るかも。その分マルチのHordeというモード、5人協力で沸いてくる敵をひたすらやっつけるゲームなんですが、ガチンコシューターとしての中毒性はこちらに任せてる気がする。ベガスのテロリストハントにハマった自分には、このHordeもとっても楽しい。

とにかく話の展開が速く、ガンガン進んでめくるめくシーンが移っていく、物量投入志向はいかにもアメリカーン。敵味方の新キャラもアホみたいにはっちゃけてて素敵。あの呂布みたいな新敵の登場シーンはゲラゲラ笑った。それにしてもマーカス御一行のデルタチームの面々は、むさこい素敵キャラ揃い。

即死が無くなって、敵にやられても仲間が回復してくれるので、リトライにハマる様な局面も前作より少なく、じっくり場面を堪能する間もなくどんどんシーン展開しちゃうのも、なんだかもったいない気がしてしまいます。

とはいえ元々リプレイ性の高いゲームデザインなので、難易度や戦略を変えて何回でも楽しめる奥深さと安定感は前作と変わっておりません。

前作から2年の間に、アンリアルエンジン3を使ったゲームのグラフィックにも見慣れてしまった印象はありますが、アートの素晴らしさ、作り込み、魅せ方、キャラデザイン全てにオリジナルの風格は健在です。

これ日本でも全然出せるんでは?と思ってしまうのですが。前作が発売できたのなら。確かに更にハードコアで血みどろな部分もありますが、ゲームデザインに関わるゴア表現がある訳でもないし。単に修正に関わるリソースの問題と、マイクロソフトの頑張りが足りないだけなのでは。

こんな世界最高峰の娯楽作品が世に出ないのは本当に勿体無い。ともかくコレばっかりは素直にアホになって楽しむべき。

「Gears of War 2」:★★★★☆
→公式サイト

投稿者 kojipe : 12:37 PM | トラックバック (0)

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