April 08, 2008

デビル メイ クライ 4


体験版で危険な悪寒がしたので安くなるまで待ちました。XBOX360版。

こんなんPS2で出せばいいじゃん。ってのが第一印象。カットシーンと背景はえらく手が込んでいるものの、中身は淡白でスカスカ。清閑とした佇まいの無駄に広いマップと、唐突にポツポツと現れる変な敵。相変わらずの赤い壁とおもむろに配置された仕掛け。レベルデザインが適当すぎて全てに意味が感じられない。まるであの悪名高い2作目じゃないか。と、体験版の感想そのまま転載。

アートや造型、ゲームとしての発想までも、全てがリサイクルで出来ている感じ。ここまで(良質だけども)酷い続編はまさに「デビルメイクライ 2」以来だと思います。洋館で謎解きなんて一体何回やらせれば気が済むんだろう。

洗練されたカットシーンと、テンポが良く豊富で密度の濃いアクションの連続で畳み掛け、2作目の悪評を吹き飛ばした前作は、紛れも無い大傑作でした。

今回もカットシーンにはえらく力を入れていますが、とにかく長くてくどい。別にシネマティックを観せるゲームでも無かろうに、と飽きてきた所にダンテ登場。で、ちょっとは前のめりになるものの、ダンテと戦いながらのチュートリアルで再び悪寒が。なんだか全てに置いて間が悪い。

チュートリアルのウインドウの出し方、ロードを挟む間が悪く、イチイチ画面が止まる事が多いので、その都度テンションが途切れます。探索と移動時間が多い上にテンポが悪く、常にダラダラしてしまうゲームプレイ。カメラも相変わらず突然意味の解らないアングル変更をするし。

新主人公ネロの掴んで引っ張り投げ飛ばすアクションは楽しいけど、肝心の大剣でザクザク斬る感覚が鈍ってしまい、なんだかもっさりしてます。銃も相変わらず飾りだし。ボス戦はそれなりに熱いけど、ザコ敵が適当な動きをするやっつけ甲斐の無いヘンテコ人形ばかりなので、バトルにもイマイチ身が入らない。

もの凄い無難なゲーム。もう全てが無難に作ってある。絵も綺麗だし、カットシーンもいっぱいある。ゲーム自体はつまらなくは無いしそれなりに楽しめる。でも前作の様な前のめりでがっつテンション上がる刺激的な熱さは全く無い。

毎回作ってる人が違うから、カットシーンと背景だけ丁寧に作っておいて、レベルデザインや手触りの部分は、匙加減がわからないまま、あまり手を付けずに無難に済ませる方針で作っているのが見え見えです。

アートもストーリーも微妙。これがチームニンジャのゲームだったら、始めから何も期待していないから手放しで楽しんでいると思うんだけど。しかしカプコンがこんな続編を作っちゃいかん。

別に血を出せ首刎ねろとは言わないけども。アクションの爽快さ気持ち良さにしても、完全に後追いに抜かれて突き放されてしまった印象です。

外国の人が日本産のコノ手のゲームを研究して勉強して「ゴッド・オブ・ウォー II」みたいな大傑作を(しかもPS2で)作っちゃった後に、本家がこの調子だと日本人としてはかなりせつない。

ストーリーはともかく、主人公ダンテのキャラと存在感は今回が一番立っていて素敵だった気がするので、なおさら勿体無い気がしてしまいます。

もう次作が、そして「バイオハザード 5」が同じ轍を踏む事が無い事をただただ祈るばかりです。

「デビルメイクライ 4」:★★★
→紹介ページ

 

投稿者 kojipe : 01:37 PM | トラックバック (0)

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