March 26, 2008

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス


Wii版とGC版を発売日に同時購入。
やっと本格的に手を付けました。

本来左利きの主人公リンクですが、プレイヤーが右手でリモコンを振る理由でWii版のリンクは右利き。そのやり口がなんと地形やキャラをまるごと全部鏡面反転させるというやっつけ仕事。リンクが右利きになっている事より他のキャラがみんな左利きになっている点に違和感を感じてしまいます。

元々GC用として作られていたゲームなのでWii版との一番大きな違いはキーアサイン。しかしやはりWii版の操作性は取って付けた感じでしっくり来ない。リモコン振って剣振るとかもうやめませんか?あとWii版はワイド画面対応ですが、画質の違いはありません。

GC版のキーアサインはオカリナからタクトの系譜をなぞっていてやはりしっくり来ます。Wiiリモコンは十字ボタンの位置が微妙に上にあって押しにくいので、リモコンを軽く握っていると咄嗟に指が届かないんです。

ゲーム内容自体もかなり異質だった前作よりも時のオカリナの真面目な進化系になっています。悪く言えば焼き直し。

アートディレクションについては相変わらず素晴らしいです。日本の誇りを感じます。王道を歩みつつも、どこか毒気を含んだ妖しいキャラと空気感はすごぶる素敵。エフェクトも素晴らしい。キャラもどこかしらマッドで、良い意味でとても邪悪なセンスを感じます。リンクを慕うゲイっぽい少年とか、熟年恋愛模様をさりげなく盛り込んでいたり。

ゲーム自体はあからさまな2006年版「時のオカリナ」と言った感じで非常に古い。一応時代を察して多くの部分で親切簡単便利にチューニングはされてはいますが、やっぱり古い。

この世界に浸って欲しい作り手の意図は解るし、それに相応する素晴らしいフィールドが存在するのは確か。だけどもなんだかなあ。

とにかくケチ。セコい。えらく難しいミニゲームを時間をかけて頑張ったのに、相変わらずご褒美がハートのかけら一個とか。しかも今回のかけらは五分割!

おっ、こんなところに宝箱が!と思って開けてみるとただの小銭だったり。そもそも宝箱の配置バランスがおかしい。財布の上限が少なくて、その上限を上げる為の条件がまたえらく大変なのに、宝箱の中身はお金ばっかり。財布に入りきれなくて放置する事のほうが多い。ていうかそもそもあまりお金が必要ないゲームってトコでみもふたも無い。

たしかに少しずつ自分が強くなったりモノを集めるのは楽しい。でも僕らは無駄な散策に時間を費やすゲームは90年代に遊び尽くしました。もう勘弁して欲しい。もっと気前良くやらないと。その点レアは「カメオ」で今時のレベルデザインを身に付けて、かなりの進歩をしていたと思います。

それでも夢中になって頑張れちゃうのはコレが紛れも無くゼルダだからなんだろうな。とにかくキャラとアートが素晴らしい。

前作タクトでは食い足りなかったダンジョンは充実しています。謎解きもオカリナほど難しくなく、豊富なアイテムの使い分けも楽しいです。頭を使いながら弱点を探すボスバトルも熱い。

このゲームが本来の2005年に発売されていたら評価は違ったかもしれない。奇しくも半年前に発売された「大神」と激しく内容が被っています。しかも「大神」の方が気前良くて豪快なゲーム性を持っていた分、全然面白いから余計かわいそう。

リンクが狼に変身するという点よりも、相方であるナビ役のミドナの存在が「大神」のイッスンと大きく被っている点が一番痛い。ストーリーとの関わり方もなんとなく似ている。

一見任天堂の看板と思えるけども、実は非常にマニアックなタイトル。欧米でしか売れないのも当然。オカリナの熱心なファン向け。ゆえに操作系に違和感の無いゲームキューブ版を勧めます。

今作がゲーム史に残す立ち位置も、Wiiのローンチよりも、ゲームキューブの最後を飾った名作としての認識が相応しい気がします。

「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」:★★★★☆
→公式サイト

投稿者 kojipe : 08:21 PM | トラックバック (0)

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