February 13, 2008

パーフェクトダーク ゼロ


カメオ」を遊んだら自己十年振りのRAREブームが。

一年振り位に落ち着いて遊んだら面白かった。キャラや世界観は超好み。ジョアンナかわええ。前作よりも全体的に垢抜けたアートディレクションは好き。FPSとしての基盤はとても丁寧に作ってあります。口コミの評価が異様に高いのはマルチプレイが面白いから。それなら最悪なレベルデザインとAIの出来も関係ないし。

シングルキャンペーンに関しては、とにかくレベルデザインと敵味方のAIが酷い。90年代RARE社の名作「ゴールデンアイ」と初代「パーフェクトダーク」はホントFREE RADICALに丸投げだったんだなと痛感した購入当時。

撃たれると、釈由美子が「ヤン!」「キャア!」とかイチイチ言うのは許せる。

マップデザインが適当で、バンプマッピングを使い過ぎな背景の質感も満遍なくベタベタギラギラしていて見通しが悪く、遠近感がまるで掴み難い。直感的にドコに向かうべきかがまるでわからないし、迷っているうちにすぐグダグダな撃ち合いに。ドコから撃たれているかもわかり難く、敵もウロウロと適当で機械的な動きをしているだけのクセにやたらと確実に弾を当ててくる。

イチイチ丁寧なナビボイスや、行くべきルートが画面上に表示されたり、主人公が案外撃たれ強かったり、その致命的な欠点を製作側もわかっているのか自信が無いのか、プレイヤーへのフォローは異常に丁寧。それでも迷う。やたらと迷う。

武器の種類が豊富で、それぞれに素敵なサブ機能が付いているのに、その説明がゲーム中に殆ど無く、ロード画面にさりげなく書いてあるだけなので、便利で楽しい機能を知らないまま、迷うなあ、グダグダだなあ、つまんないなあと思いながら結局最後までクリアしてしまった初回プレイ。勿体無い。んで悔しいから難易度上げてあらためて遊んだら楽しかった。

敵の体力も高い割に弾薬が少ないので、ヘッドショットを効率良く決めていかないとツライ。でもこのヘッドショットと上に書いた武器の扱いの楽しさが、このゲームの本当の面白さのキモだったのだと気づいたのが最近でした。

グダグダでつまんないシングルキャンペーンはオマケ。展開はつまらなくても文句言わないから、もっと撃ち合いを楽しませて。だからレベルデザインもAIも関係無い、マルチプレイにこそこのゲームの価値が見出せます。

プレイヤーが撃たれ強く即死が少ないのと、オンラインでは総勢32人の大人数が入り乱れるので、マルチ対戦に慣れていない初心者でも瞬殺される事はあまりありません。敵を仕留めるのも難しいけど、適当に走り回って撃ちまくって、オンラインプレイ独特の雰囲気、楽しさを味わう為の敷居は低いと思います。モードも豊富、マップも広過ぎず狭過ぎず、遊び場としては最適な広さとバリエーションなので飽きないし、武器の種類も多く遊びの幅も広い。

ヘッドショットの獲り合いが意識できる程度に慣れてくると、シングルで遊んでいた時点でのクソゲー評価が何処かに消え去り、このゲームの価値がグンと上がります。いまだにマルチプレイの人口がそれほど過疎っていないのも、その出来が良い証拠。

でもなー、ネット対戦にあまり興味が無いオフ専の自分にとってはやっぱりシングルキャンペーンの不甲斐無い出来には残念な気持ちで一杯です。

もし次作があるなら絶対に、マイクロソフトは幾ら大金積んででも、オリジナルを作ったFREE RADICALに作ってもらうべき!「タイムスプリッター」の新作も遊びたいけど、「ゴールデンアイ」や前作でFPSの面白さを知った世代としては今シリーズがこのまま終息してしまうのは悲しい。

Time Splitters Future Perfect」での、今作への愛のあるオマージュを見て、一層、FREE RADICALの作った新しい「パーフェクトダーク」が遊びたくなってしまいました。一作目のリメイクでも良いですから!

「パーフェクトダーク ゼロ」:★★★☆
→公式ページ

投稿者 kojipe : 02:55 AM | トラックバック (0)

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