December 05, 2007

Soldier Of Fortune: Payback


ニッチな需要の高い噂の人体解体FPS。
日本未発売。XBOX360北米版。リージョンフリー。

今作と同じアクティビジョンからほぼ同発の「コールオブデューティ4」と舞台設定が被っており、アクティビジョンもCoD4を盾にしてあまり売る気が無い様子が見られますが、(大っぴらに売りたくないし、買う人は買うので!)システムや遊び勝手の面でもCoDを踏襲している部分も多く、思ったより割と良くできていて、ゴア表現が無くとも結構面白いゲームなんじゃないかと思ってしまいました。序盤は。。。

人体解体が売りの今シリーズ久しぶりの新作とあり、ゲームとしての面白さは敵をバラす爽快感の方に完全に振り切れていてまるでギャグ。撃たれた敵の挙動のバリエーションと作り込みには執念を感じさせます。主人公はランボーの如く強靭な反面、敵兵は非常に脆く、ちょこっと撃てば手やら足やら頭やらがポンポン吹っ飛ぶスプラッタ。倒れた敵への追い撃ちもやり放題なので、近づいてじっくり解体したり、死体の山にグレネードを転がせば、四肢胴体の打ち上げ花火が上がる有様。撃たれた敵の痛がりモーションも豊富。

CoDの様に、敵にある程度狙いを定めて、Lトリガーを引く事で自動で狙いを絞り込んでくれるのと、前述の敵の脆さもあって、ワラワラと出てくる敵も、割と簡単にサクサク倒してガンガン進める作りで爽快感は高いです。リニアでスクリプトな一本道の覚えゲーですが、次々と更新されるオブジェクティブも、ほとんど迷うことなくガンガン進んで撃ち合いに集中でき、敵の配置と出現パターンが練られているので、レベルデザインもそれなり。敵が多くて難しげな局面でも、少しづつ進んで敵の発生フラグを立てたら、安全な場所まで少し戻ってチビチビ処理したり、ガンガン進んで出会い頭に3人ぐらい来ても、ランボープレイで十分対処できるので、難易度はそれほど高くありません。スニーキングやスナイプなどの小賢しい要素は一切無し、遠くの建物の屋上の敵も、アサルトライフルで十分対処できてしまいます。

エイミングの挙動がちょっと荒かったり、どこから撃たれているかわかりにくかったり、遠くの敵が見にくかったりと、作りの荒い部分も目立ちます。人間は吹っ飛びまくるのにオブジェクトは微動だにしないのも物足りない。リトライのロードもえらく長い。あと堅いだけのボス敵ならいらない。

序盤1,2面の完成度が異様に高くて作り込みが素晴らしく、1面は「G.R.A.W.」か「CoD4」かと思わせる中東の荒んだ町並みでの戦闘は熱く、2面も「FAR CRY」的な美しい密林での変化のある地形の散策が楽しい。しかし3面以降になるといきなりフィールドが地味になり、背景の使い回しも目に付くようになり、最終面にいたっては背景のクオリティも低く、狭い室内での敵のショットガンやグレネードによる一撃死で折角のゲームのテンポが台無しになり、結構グダグダな展開になってしまいます。つかみだけ頑張ったんだな。

フィールドと敵兵の作り込みがモノ凄く、臨場感含めCoD4に迫るのではないか(序盤のみ)と思う程なのに、人物設定やお話の部分があまりにもおざなりなのも勿体無い。とりあえずステージ開始前に音声とテキストと静止画のみの適当なブリーフィングがあるのみ。派手なシネマティックもほとんどありません。とりあえずなんか喋っててなんか起きてますが、多分大した事言ってないと思います。問題なくサクサク進むので。ゲーム全体のボリュームも短め。サクサク進んでいつの間にか終わってます。個人的にそういうゲーム嫌いじゃないですが、グラフィックやキャラ、FPSとしての爽快感も相当作り込んでる分、もっと世界観や設定、主人公の人物像を煮詰めて作って欲しかった。その辺りはなんとなく「BLACK」を思い出しました。コッチの敵はえらく柔らかいけど。

「Soldier Of Fortune: Payback」:★★★☆
→紹介ページ

投稿者 kojipe : 01:14 PM | トラックバック (0)

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