August 06, 2007

BLACK

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ストーリーなんて要らない。そこに戦場があればいい。
なんつってな。

丁度「KILL ZONE」と正反対。あちらは今ひとつなゲーム内容を世界観とキャラの立ちで引っ張っていたのに対して、こちらはまず出来の良いゲームありきでストーリーは取って付け。EAがクライテリオンにゲーム部分だけを発注して、後付けで無理矢理適当なムービーを突っ込んだのかと勘ぐってしまいます。ステージ間のやたらカット割の多いおっさん二人の取調べ回想ムービーの意味が全くわかりません。遊べば遊びこむ程意味不明。手抜きやがって!

「バーンアウト」シリーズのクライテリオンが製作のこのゲームですが、「バーンアウト」シリーズでも思ったことだけど、一体どんなグラフィックエンジン使っているのかこの会社!って思う程、PS2では全く有り得ないグラフィック処理をここでも魅せています。エフェクトもド派手だしオブジェクトも細かいのにほとんどフレーム落ちしないのも凄いというより不思議。下手な旧箱というより箱丸のFPSをも凌ぎそうなグラフィックは間違いなくPS2最高峰。バイオ4より上なんじゃないだろうか。

EAが言うこのゲームの売り文句で「どこかに弾丸を撃ち込めば、きっと何かが起こるはず!!」「戦火に飛び込み、撃ちまくる、これがBLACKスタイルだ!!」とか言ってるんですが、実際そうでもなくて、そんなに爆発する箇所は多くないし、戦火に飛び込んだら即死するので、実際は非常にオーソドックスで手堅い、よくできたFPSになっています。ていうか敵が異常に異常に堅い割には、オブジェクトの爆発やグレネードに巻き込まれると即死してくれたりするので、そこを踏まえて上手く遊んで頂戴!という事なんだと思います。

でもまあ最初は適当に突っ込まれた貧相なムービーに腹を立てながら、割とテンションも低めでこのゲームに接していたのですが、中盤のミッションに差し掛かる頃には、ん、このゲームもしかして凄いんじゃ!?と思い始め、後半は怒涛の貫徹で一気にクリアー。この後半のテンションは尋常じゃない。ショットガンでバスルームタイルぶち抜き銃撃戦とか危うく憤死しそうになりました。

そんなテンションの高揚するシチューエーションは数多くありつつも、基本的な作りはいたって堅実なんで、「バーンアウト」のクライテリオンというところで期待するところも大アリ、もっと豪快にはっちゃけたFPSを作って頂きたかった気持ちも大きいです。

あとストーリーが適当に突っ込んだもんだけに、最後もよくわからないまま終わりますが、ゲーム的なヤマはキッチリ用意され、起伏に富んだ素敵レベルデザインなので、話が無くとも達成感は十分にあります。特に後半はヤマ!ヤマ!ヤマ!

世界観の構築からじっくりこのゲームを肉付けしてあげていれば名作になれた気はしますが、これはこれで良いとします。外国のシンプルシリーズだと思えば安い。

「BLACK」:★★★★

投稿者 kojipe : 09:18 PM | トラックバック (0)

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